あたしはガシッと蓮くんの腕を掴んで走り出した。
そして裏庭まで蓮くんを引っ張った。
息を切らしながら壁に手をついていると、蓮くんはキョトンとあたしを見ている。
「めぐり……どうしたの?」
「ハァ……ハァハァ」
駄目だ……。
早く蓮くんに正気に戻ってもらわないと。
……周りに誤解されてしまう!!
「ふ、2人きりになりたいなぁって思って」
笑顔を作ってあたしはそう言った。
やばいやばい。
顔が引きつってる。
するとシーンと沈黙。
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