拒否反応がもろ出てるよー!!
震えながら声を出すと、蓮くんはあたしの方に近づいて来た。
「へ?」
「だからっ、手繋ぐって……」
カァッと顔に熱が集中する。
すると蓮くんは目を丸くした。
「いいの?」
「う、うん」
ブンブン頷くと、蓮くんはコホンと咳払いして手を握ってきた。
無ー理ー!!鳥肌だよ!!
「やっぱ、やめ……」
手を引いて逃げようと蓮くんの顔を見上げてあたしは呼吸が止まった。
え……?
蓮くんの顔は真っ赤で俯いている。
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