すると蓮くんは手をスッと差し出してきてニコッと笑った。
「何なら手、繋ぐ?」
「はぁ??」
何で手繋がなきゃなんないのさ!!
あたしは眉間に皺を寄せて蓮くんを見ると、蓮くんはフッと笑って前を歩き出した。
「冗ー談ー」
……っは!
しまった!!
真由子に言われた事を思い出したあたしは、我に返った。
「手!!!」
スタスタ前を歩いている蓮くんにあたしは叫んだ。
「え?手?」
キョトンとしながら振り返った蓮くん。
「手……つ、な……ぐ」
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
設定されていません
読み込み中…