「ホントに好き?」




「うん!」




聞くと蓮くんは即答で頷いた。




そんな蓮くんを見て、あたしは眉間に皺を寄せた。




ジーッと蓮くんの顔を見つめる。




すると蓮くんは目をぱちくりさせてあたしを見つめ返してくる。




……うーん。




あたしはフイッと視線を逸らして腕を組んだ。




「ない。絶対!」




そう言ってまた歩き出した。




「何で信じてくれないんだよー」




そう言って蓮くんはまたあたしの後ろをついてくる。




何で信じてくれないんだよって。




信じられる訳ないでしょ!!