「青山さん。

痛みの具合はいかがですか?」


機械的な看護師の言葉。


「痛い…」


そう話す言葉も、痛みでなかなか上手く出てはこなかった。


痛み止めの筋肉注射を肩に刺し、看護師が部屋を後にする。


それと入れ違いに、スーツを着た2人の刑事が入って来た。