あたしの友達が付き合う事になった時はホント嬉しかった。
性格もあってるみたいだし。
じゃなきゃ、1年以上付き合えないよね。
微笑ましい2人を見つめていると、輝が口を開く。
「早く片付けしない?……オレ、自分の荷造り早く終わらせたいんだよね」
あ……。
「あ、はい。じゃ、早くやろっか」
我に返ったあたしは、慌てて自分の荷物の入ったダンボールを開いた。
するとその横に耀がしゃがみ込んであたしに話しかけてきた。
「芽衣。俺は何手伝う?」
微笑みながらそう言ってくる耀の笑顔を見て、あたしは思わず顔を赤らめた。
う……格好いいよ。
キュンとしながらもあたしは首をブンブン振って、現実に戻る。