゚・。。・゚・。。・゚Kagaya side*
仕事から帰ってきて、俺は芽衣に妊娠した事を告げられた。
驚いたし。嬉しかった。でもそれ以上に不安だった。
でも、芽衣はもっと不安だと思う。だって産むのは芽衣。1番のお腹の子の支えになるのはママになる芽衣だから。
俺もお腹の子のパパになる訳だけど……。悔しいけど、俺ができるのは芽衣のサポートくらいしかできないから。
俺は久しぶりに実家に1人で帰った。
母さんが笑顔でリビングでテレビを見ていた俺にマグカップを差し出してきた。
「耀が帰ってくるなんて珍しいわね。何かあった?」
さすが……母さんだなって思った。
「うん。あのさ……芽衣。妊娠したんだ」
そう呟くと、母さんは少し驚いた様子だったけどすぐに微笑んだ。
「そうなの……。芽衣ちゃんがママになるの」
「うん」
頷くと母さんは嬉しそうに言った。
「こんなに早く孫の顔を見れるなんて嬉しいわぁ」
孫……。あぁそっか。俺の子供だから、孫になるのか。