「それに芽衣……?」




「ん?」




キョトンとして耀を見上げると、耀は微笑みながら言った。




「育てられるかな。とか。そういう風に悩めるのは、芽衣がその子の母親の証拠だよ」




そう呟いてあたしのおでこにキスした。




そっか……。あたし、この子のママなんだ。この子のママはあたしだけなんだもんね。あたしがしっかりしなきゃ。すると耀はあたしのお腹を優しく撫でた。




「ママしっかりしてぇ~って、ねぇ?」




お腹を撫でながらそうあたしを見ながら言った。




「もぉー何言ってんの」




緊張したけど、不安だったけど。耀に話してよかったって思った。耀もこの子のパパだからかな?あたしの気持ちも……全部分かってくれた。これからあたし達は、もっと強くならなきゃいけないんだよね?この子の為にも。