そう言って耀はあたしをソファに優しく座らせてお腹に優しく触れた。




「3ヶ月だって……」




「3ヶ月かぁ……まだまだだねぇ」




「うん」



今までに見た事がないくらい喜んでいる耀を見て、あたしも嬉しくなって笑みが零れた。




さっきまでの不安が嘘みたいに……。




「男の子と女の子、どっち!?」




すごい大きな声で目を輝かせながら聞いてくる耀。




「えっと……まだ分かんない」




質問攻めに必死で答えていたけれど、だんだん現実への不安が込み上げてきた。ちゃんと育てられるのかな。とか。その前に、無事に生まれてくるのかな。とか。そう思うと、怖くなってきた。




「……っ」




不安になってくると涙が出て来た。耀に見つからないように、俯いていると独り言のように“俺もパパになるのかぁ”とか呟いていた耀がそんなあたしに気付いた。




「芽衣?」




あ……。




あたしは慌てて涙を拭った。