どうしたんだろう。伝えたい事があるって言ってたのに。さっきから質問ばっか。




そう思いながら耀を見つめると、耀は起き上がってあたしの頭を自分の胸に引き寄せると囁くように言った。




「俺達3年付き合ってきたよね」




「うん」




そうだね。もう3年も付き合ってる。




いろいろあったけど、その度耀が大切なんだって思えたし。耀しかいないんだ。って思った。





「俺はこれからも芽衣を守っていきたい」




「うん」




嬉しい言葉に、“うん”って頷く事しかできない。




こういう時ほど何て言ったらいいのか分からない。




すると耀はギュッとあたしの頭を引き寄せる右手とあたしの左手を握る左手に力を入れた。





「芽衣……20歳になったら結婚しよう」