「じゃぁ耀には……あたしの大学の教材を棚に入れてもらおうかな」
そう言って教材の入ったダンボールを指差した。
すると耀は、ニコッと笑ってあたしの頭を自分に引き寄せるとおでこにキスした。
!?
そしてまたニコッと微笑むと頭を撫でた。
「分かった」
そう言って耀は真っ赤になったあたしをクスクス笑いながらダンボールを抱えて去って行った。
もう!
信じられない!
みんないるのに!!
そう思いながら耀の背中を睨むけど、内心嫌じゃないあたし。
かなりの重症だよね……?
抱きしめたいって思っちゃってさ……。
ってああ!!
今は片付けに集中、集中ー!!