゚・。。・゚・。。・゚Mei side*
「さ!入って入って」
満面の笑みであたしを後ろからグイグイ押して部屋に招き入れる耀。
あたしの重い荷物を耀はリビングの隅にドサッと置いた。
「おぉ邪魔しま……す」
熱を帯びた真っ赤な顔を必死で隠しながら、あたしは中に入る。
あたし……、佐伯芽衣は今年から大学生になりました。
オドオドしているあたしを見て耀はフッと笑った。
「芽衣。お邪魔しますじゃなくて、ただいまでしょ?」
「え……」
耀はあたしの手をキュッと握って微笑む。
「今日から、ここは俺達の家なんだから」
俺達の家……。
その言葉を聞いただけで、頭が爆発しそうだ。