3人が去っていってしまった。




結局プレゼントはまだ決まっていないようだ。






なぜだろう。


さっきまでのブルーな気持ちは消えていた。




彼氏いない暦2年の寂しい私だけど、今、心の中はぽかぽかしていた。




あんな風に、自分の為に必死でプレゼントを選んでくれる人がいつか現れるのだろうか。




いつか……

出会いたい。



あんなにイケメンじゃなくてもいいから。


心から私のことを愛してくれる人と……




「先輩、顔真っ赤ですよ！」



「うるさい！！」





今年は、久しぶりに自分へのクリスマスプレゼントでも買ってみようか。





世界中の恋人達をねたんでいたけれど……



今なら言える。



3人の男性が私にプレゼントをくれた。


“優しさ”と“夢”を。






世界中の恋人達へ、



メリークリスマス！！






～END～