初日の出。



チラッと見上げると、涼は海を見ていた。



ねぇ、涼。

私にとって涼は、あの太陽みたいな存在なんだよ?



心が暗闇に迷い込んでも、涼が眩しい光で出口へ導いてくれる。

心が凍えそうに寒くなっても、涼が優しい光で包み込んで温もりをくれる。



人間が生きるのに太陽が無いと生きていけないのと一緒で、私も涼が居ないと生きていけないんだよ。