「ほらな、やっぱり信じねぇーだろ? まぁ、いいや。そう言えば、祥に『初めて会った時は夜の海で、お互いハッキリ顔が見えなかった』って言ってただろ?」
コクン、と頷く。
「確かに薄明かりではあったけど、俺にはおまえの顔がちゃんと見えたぞ? しかも、俺の呼び掛けに振り返った瞬間のおまえを見て、あんまり可愛いから『ドキッ』として……あれで完全にとどめを刺されたな」
そう言って、涼は『悪戯っ子モード』の笑顔で、私の顔を覗き込んだ。
恥ずかしい。
涼からそんな出会った時の心境を聞いて、顔が火照ってくる。
涼に言われて気が付いたけど、そう言えば私もあの時の夜の海で、初めて涼の顔が見えた時の表情が優しくて温かくて、それで『ドキッ』ってして……私も『一目惚れ』、だったんだよね。
コクン、と頷く。
「確かに薄明かりではあったけど、俺にはおまえの顔がちゃんと見えたぞ? しかも、俺の呼び掛けに振り返った瞬間のおまえを見て、あんまり可愛いから『ドキッ』として……あれで完全にとどめを刺されたな」
そう言って、涼は『悪戯っ子モード』の笑顔で、私の顔を覗き込んだ。
恥ずかしい。
涼からそんな出会った時の心境を聞いて、顔が火照ってくる。
涼に言われて気が付いたけど、そう言えば私もあの時の夜の海で、初めて涼の顔が見えた時の表情が優しくて温かくて、それで『ドキッ』ってして……私も『一目惚れ』、だったんだよね。