あれっ? ちょっと機嫌が悪い?

涼を声のトーンが拗ねてる時と同じ気がして、涼の方を見ると、口元は笑っているけど視線がジーっと1点を見ていた。



えっ、嘘……もしかして、私が撫でたり抱き締めたりしてるから、イルカのぬいぐるみにヤキモチ?!

んー……このイルカちゃんは、『女の子』と言う事にしておこう。



私はそう心の中で思ってから、涼に言った。



「そんな、先生からプレゼントなんて、申し訳無いからいいですよ」

すると、涼の表情が一変した。