リボンを解いて、中から出すと……。



「うわぁ、ありがとう、希未、真実」



私の好きなイルカのぬいぐるみだった。

『ぬいぐるみ』と言うより、大きさと肌触りから言うと『抱き枕』に近いかも?



思わずそのイルカの頭を撫でてから、ギュッと抱き締める。

うん、抱き心地もいい感じ。



「あっ、俺からもプレゼントあるんだけど」

涼の声にハッとした。