「………季里」
2度目のキスが終わった時、悠があたしの肩に顎を乗っけながら、いつもより小さい声で言った。
その声にもドキドキするあたし。
相当悠のこと好きになっちゃったんだなって実感できる。
ドキドキしてうるさい胸を抑え、悠と同じくらい小さい声にする。
「ん?」
「……ずっと、一緒にいてくれる?……幼なじみとしてじゃなくて、彼女として。」
“彼女”って響きが嬉しくて、ついニヤけてしまう。
「当たり前じゃん!……じゃあ、悠も誓ってよ」
悠はあたしの腰に腕をまわして、軽く抱き締めてる形になっている。
「誓う?」
「そう。あたしと…あたしの彼氏としてずっと一緒にいるって」
あたしも悠と同じく、悠の腰に手をまわして、軽く抱き締める。