「……ねぇ」



「はっ!はい!?」




びっ……!

ビックリしたぁ……!


だって耳の近くで言うんだもん!

中田くん、声低いから……耳に響く……。




「……あの手紙読んでくれた?」



「えっ……」



あの手紙って…まさか、今朝の手紙のこと……?



読んでくれた?……ってことは…



「…送り主って中田くんだったの!!?」


「ご名答〜♪」


「えっ!?てゆーか、あの…手紙の意味とゆーのは……その…」



「あ、聞きたい?」




あたしは、コクコクと頷いた。

だって、どうしてあたしにあんな手紙を送ったのか……知りたいもん。




「第2音楽室じゃないけど…………まぁいっか。」



ドキドキと、さっきとは違う意味で心臓がはやい。




「オレ―――」