「赤木君は?」 「まだ帰ってきてないのよー」 と言いながらあたしのご飯をもってくる。 そうなんだ…。 遊んでるのかな。 顔を合わせなくてすんでほっとしている自分がいた。 その夜、赤木君が帰って来たのは10時頃だった。 隣の部屋に帰って来た音がしたから。 明日の朝は気合い入れなきゃと思って眠りに就いた。 だけど…… その日から赤木君と話すことはなくなった。