時を戻って・・・現在

明日香「あの頃はホントにいろいろあったよね」

楓「そうそう・・・それにですね・・・」

メグ「これ以上思い出さなくていいです!」

メグは顔を真っ赤にして言っていた。

メグ「それより、早く行きますよ」

そのまま僕たち3人の前を先導して歩く。

・・・

・・・

あゆむ「それで、結局何にするの?」

メグ「そうね・・・ねぇ、明日香さんたちが貰って嬉しいものって何ですか?」

明日香「私? ん~・・・別に何でもいいかな~・・・」

あゆむ「何でもって・・・」

明日香「どうでもいいってことじゃないよ。 ただ、送ってくれた人の想いが込められていれば、どんなものでも嬉しいってこと」

楓「私もそうかな。 メグちゃんだったら、あゆむ君に何を送ってもらいたい?」

メグ「えっと・・・ ・・・えぇ!?」

あゆむ「何を言ってるんですか!!」

明日香「まぁまぁ。 今、楓ちゃんが言ったことは冗談として。 とにかくそういうこと」

あゆむ「その人の想いですか・・・」

楓「美緒ちゃんにとって、その日が特別であればいいんだから」

メグ「・・・そうですね」

僕はあるひとつのことを考えていた。

あゆむ「・・・二人に、お願いがあるんですけど・・・」

楓「お願い?」

明日香「ん? なに?」

・・・

・・・