夏希「お願いがあるんだけど~・・・聞いてくれる?」

この時は聞かなかったけど、『聞いてくれる?』という言葉の後にはきっと『聞くよね? 聞かなきゃいけないよね?』という言葉が続くと思った。

メグ「は・・・はい」

夏希「さすがは結城高校生! 話がわかるわ。 で、早速なんだけどさ」

メグ「・・・?」

夏希「あなたと同じ年くらい娘が入院していてね? 話し相手になってあげてほしいんだ」

メグ「え・・・私が、ですか?」

夏希「うん。 頼める?」

どうしよう・・・
急にこんなこと言われても、その娘がどういう人かわからないし。

夏希「難しいことをしてほしいわけじゃないの。 ただの話し相手。 ね? お願い!!」

メグ「・・・」

・・・

結局、私は断りきれなかった。

そしてこの後で、私は夏希さんに連れられ、
その娘の病室に向かった。

・・・