明日香「同期の娘でさ、サボるのが得意なのよ」

看護師さんなのに?
そう思った。

明日香「親友で、いい娘なんだけどさ~、もうちょっと真面目でもいいと思うんだよね」

夏希「ふ~ん、明日香は影でそう思っていたわけかぁ・・・」

明日香「・・・!? 夏希ちゃん!?」

明日香と呼ばれた看護師さんの後ろにもう一人。

夏希「明日香ってそういう人だったんだぁ・・・」

その看護師さんは妖しい笑みを浮かべていた。

明日香「・・・ごめん」

何か言いたそうだったが、結局言えずに謝っていた。

夏希「それはそうと・・・帰りに美緒ちゃんのところに寄ってほしいんだけど、いい?」

明日香「うん、もちろんよ」

夏希「じゃあ、用事はそれだけだから。 また終わったら・・・って、あ・・・」

彼女の目の先には私がいた。

夏希「いいところに・・・高校生発見・・・」

メグ「え・・・えぇ!?」

明日香「あ・・・ちょっと!?」

私は夏希さんに手を引かれて、そのまま談話室まで歩かされた。