大切に…思い合ってたはずだった。




なぁ…

守るための約束じゃなかったん?



破るための約束ならあたしには必要なかった…






人を信じる時、誰も裏切られるなんて思って信じたりしない。



裏切られるって分かってるなら初めっから信用なんてしない。




“信じる者は救われる?”


あたしはその言葉だけは絶対に信じない。




人を信じて残ったものは…

たくさんの後悔と涙だけだった。


幸せに満ち溢れていたのは、ほんの一瞬だけだった。


来るはずもない明るい未来を夢見てたのは…あたしだけだった。




ボロボロに壊れてしまうまで人を好きになって…

自分が自分でなくなるまで自分を追い込んだ…。





あたしは信じてたから。


聖夜?


あんたを信じてたよ…