でも、うまくいき続けることはなかった。





幸せは、
長くは続かない。



あたしはそれを思い知らされる。






久しぶりに鳴ったお父さんからの電話だった。



『元気か?あんな、知香お前、前に香織と会ったらしいな』

『あ…うん』



もう半年も前の話。
あたしは二度と会いたくない。



『何かあったんか?』

『何が?別に。何もないけど』

『そうか、それならいいんやけど。知香と偶然会ったって香織から聞いた頃からあいつ大学も行かずに遊びほうけてるんや』

『それで?あたしのせいって言いたいわけ?』

『いや…違うんやけどな。喧嘩でもしたんかと思ったんや』





あほらしい…。

結局あの子の心配?

久しぶりに電話してきたと思ったらたったそれだけの用件?