「今日の体育めっちゃ疲れた」 「そうだね」 瑠璃を挟んでのお昼。 こうした毎日も、もうすぐ3ヶ月が過ぎようとしていた。 「体育は何だったの?」 僕とヨウに挟まれた瑠璃が小さな声で訪ねてきた。 「バスケ」 ――『凜久……くん…からもらったシェイクすごくおいしかった。ありがとう……』 そう瑠璃にお礼を言われた日から早3ヶ月。 そう簡単に“くん”を外せて呼んでもらえない歯がゆさに、ちょっぴり寂しさを感じていたけど。