「……ね、ヨウ」

「――…、ん?」


瑠璃が帰った後、僕は胸に誓ったことをヨウに話した。



「瑠璃の人見知り……、僕が治してあげられるといいな」

「……ああ」

って、
もう名前で呼んでるのかよ。

数秒遅いヨウのツッコミに、苦笑いをもらした。



早く明日にならないかな

恋をすると、人って本当に変わるんだね。

なんて柄にあわないことを考えながら、青空を見つめた。