まだたくさんの袋が残るバックを抱えて、来た道を戻る。 バックの中身を何度確認してみても…… まだ、8個の袋が残っている。 「はぁ……」 長いため息をもらせば、足取りは重くなるばかり。 家までの道のりが、もっと長ければいいのに。 なんてことを思いながら、夕焼け色に染まり始めた空を眺めた。 「食べちゃおうかな」