あ、れ――?
瑠璃って普段はこんなこと絶対しない。
本人が認める程、恥ずかしがり屋だし。
……だと、したら……
「凜久と、……離れたくない」
お酒の、せい――?
まだお酒が体に回り切っていないのか、段々と大胆になっていく。
瑠璃にピッタリとくっ付かれたままの俺は
どうすることも出来ずただ胸をドキドキさせることしか出来ない。
ベッドに寄りかかったままの俺は体育座りの格好で、開いた足の間に瑠璃を抱き寄せる。
「んん……」
瑠璃の髪に優しく指を通して、もう片方の手は腰に回す。
ヤバいな……
気持ちよさそうに目を閉じてしまった瑠璃だけど
俺の方はいっぱいいっぱいで――
残っている理性を総動員して、どうにか繋ぎ止めていた
――……のに。