「だから家庭教師をな…―」 「意味が分からない!」 ママとパパとあたしの3人で夕食を食べている時、パパの声をあたしの声が遮った。 「何で家庭教師?」 あたしは、先月めでたく高校生になったばかり。 しかも特進クラス。 なのに何で家庭教師…? 「いや違うんだよ。佑希那」 「そうよ」 パパを見ながらママも口を開いた。