「でも詩兄は先に佑希那ちゃんの事知ってたよ」 「何で?」 「あれから仲良くなって、よく遊んだよね。この公園で」 そうだったような…。 そうでないような… 「この公園で誰か助けた事ない?」 助け… 「そんな事あるわけ…」 「あるよね?」 音の笑顔は詩の笑顔と一緒だ…。 あたし詩を知ってる。