「勘」
そう言うと、美紅は頭を抱えた。
「本当バカだ…本物のバカだ…」
ぶつぶつ呟いている美紅に触れず
時計に視線をうつすと、
そろそろ昼休みになることに気がついた。
「あんたねぇ…
世界はあんた中心に
回ってるわけじゃ無いんだから…」
「絶対あの女が来る!」
そう断言して部屋を出た。
生徒会室に向かい、
廊下にあった机に座ってあの女を待った。
多少遅れたが女は入るを持ってきた。
会長の前で想いをバラし、
全ては計画通り…。
…だったのに。
「番号教えてよ」
…は?
「ひまならどっか行かない?」
はあ!?
フるどころか、連絡先を聞き、
その上女をデートに誘った会長。