…………え?



ええ!?



「ああ!?どーゆうことだよ!!」



「そーゆうこと。
あのジンクスは
あたしとたっくんが考えた
存在しないものなの。
だいたい“後夜祭までの5日間…”
なんて、あんたに都合のいいジンクス
あるわけないでしょ?
まあ、あんたがこういうのに
うといおかげで簡単にだませたから
別にいいんだけど?」



そう…だったんだ。



そうゆうことなら
花火の話ともつじつまが合うけど…。



「つまり…お前ら3人で
俺のことをだましてたわけか」



「そんな言い方やめてくれる?
それに正確には4人だし」



「4人?」



「そ。未央ちゃんの友達の楓ちゃんもね」



「なんで楓ちゃんが
入ってるんですか!?」



「ほら、昨日あたし達3人が
未央ちゃんに会いに行ったでしょ?」



昨日…って、
獅堂先輩があたしに飽きたって話を
伝えに来た時のこと?



「あの時、未央ちゃんがいなくなった後で
楓ちゃんにめちゃくちゃ怒られてね?
あたし達未央ちゃんに
ひどいこと言っちゃったから
怒るのも無理ないんだけど…
一方的にキレだしたから
仕方なくあたし達の計画を話したの。
そしたら楓ちゃん目の色変えて
『あたしも協力します!』って」