やっぱ今しかないよね…



よし!!



頑張って告白しよう!!



誠くんの目の前に立つあたし



「どうした? 玖美ちゅん?」



「あのね、これ!!」



「これって…」



「チョコなんだけど…」



「俺に??」



「うん… 受け取ってくれると嬉しいんだけど…」



「ありがとう」


ニコッと笑う誠くん



この想いを伝えなくちゃ



「あとね、誠くん あたし誠くんのことが好きなんだ」



「えっ?」



「気になる人がいるって…」



あたしの唇は誠くんの指によって塞がれた



「それ以上言わないで 俺が気になるって言っていた人は俺の目の前にいる」



目の前ってことはあたしのこと!?



「今すごくキスしたい気持ちなんだけど、人前だから我慢するね」



真っ赤になるあたしの顏