「ヘウ"ン!諦めんな!」
「!」
その声にヘウ"ンは瞬発的に剣を掲げ、キクさんの神剣を受け止めた。キクさんは少し驚いた表情を見せ、ヘウ"ンとの距離を開ける。
ヘウ"ンが声のした方を見ると、観客席にバースの姿を見付けた。側にはビオラさんとオペラもいる。
「バース…」
「何でバース達がいるの?」
ジュリアさんも予想してなかったのか、驚いてる。
バースは腕を組んで声を張り上げる。
「私はお前に諦める事を教えたつもりはないぞ。出たんなら最後まで戦えよ」