間髪を入れずどんどん撃って来るが、ジュリアはそれら全てを身体をずらして交わす。
「何で当たんないのかなー?」
撃つのを止めてミシェルが首を傾げる。ジュリアは自分の目を指差し、
「私達神獣は目がいいの。銃弾くらい目で追えるのよ。だからそれは私には通用しない」
それを聞いたミシェルは「へー」と頷き、そして銃をこちらに向けた。
「分かんないの?銃は効かないんだって」
「うん。分かってるよ。でも弾が見えるから効かないんだよね?だったら見えなきゃいいんだ」
「は?」