レッカさんはヘウ"ンを見て笑いながら言った。
「あっはっは。あんたも馬鹿だねー。戦いの最中に敵に隙を見せるなんて。神子ってのは馬鹿ばっかりかい？」
「く…」
爆発の原因を調べる為とはいえ、油断した。勝たなくてもいいと言う気楽さが、甘さを呼んだのだ。きっとバースがいたら凄く怒ってた。
ヘウ"ンは落ちていた鉄パイプを手に取り、剣に神化させ相手を睨み付けた。
「その身体は刃も通さないんですか？」
「ああ」
「ならいいです」