「実はね、ヘウ"ンにある大会に出てほしいのよ」
「大会?」
疑問符を浮かべると、ナスカさんは机の引き出しから一枚の紙を取り出し、それをヘウ"ンに渡した。
「腕自慢大会…?」
何だこれ?
「まぁ、そのままの意味なんだけど、ゴードンと言う街で毎年行われてる大会。世界中から腕に自慢のある人達がやって来て、誰が一番強いか決めるのよ」
「はぁ…」
何の為にそんな事を?ヘウ"ンは思ったが、口に出さずナスカさんの話を黙って聞いた。