ヘウ"ンは何となくバースに隠し事をしている感じだったし、ジュリアはバース達の任務にはいけないと言い、楽しそうに旅の支度をしていた。
「あいつ等、何か隠してるな」
「何が?」
「ヘウ"ンとジュリアだよ。出る時何かおかしかった」
「そう?」
ビオラは特に気にせず、また資料に目を向けた。
「オペラ、何か知らないか?」
聞かれたオペラは何も言葉を発さず、ただ首を振る。
「絶対何か隠してる」
腕を組み考え込むバースに、ビオラが資料を差し出す。