そしてバースはヘウ"ンの前から姿を消した。
「バレてる…?」
大会の事まではバレてないと思うが、ヘウ"ンの嘘は見抜いた。
ヘウ"ンは何となく怖くなった。と、
「ヘウ"ンちゃーん」
背後からの声に、振り返らなくても分かる明るい声。
「ジュリアさん」
ジュリアさんはヘウ"ンの前まで来ると、ヘウ"ンの髪の隙間から見えてる猫耳を触って遊ぶ。
「今日も可愛いいねー」
充分遊ぶ、ジュリアさんは手を離す。いつも明るいジュリアさんだけど、今日はえらく機嫌が良い。