「あのばばあ…」
バースは頭を掻きぼやく。ミシュラさんは、
「バース、ヘウ"ンさんはきっと立派な神人になれます。その為にちゃんと指導してあげて下さいね」
「はい。任せて下さい」
その言葉に安心したのか、ミシュラさんは笑顔を浮かべたまま去って行った。
「ナスカさんの教師だったなんて、凄い神人だったのかな」
呟いたヘウ"ンに、バースは「当たり前だろ」と言い、
「あの人は凄いなんてもんじゃない。教会で初めて伝説の神人と言われるほどの人だったらしい。あの人の強さは半端じゃないって、ナスカが言ってた」