カチカチカチ

梓がパソコンを使う音が響く


「あっ・・・え゛ぇ?!」

梓は突然手を止め画面を覗き込む

「あったか?」

尋は梓に聞く

「・・・ン・・・だ・・・・」

「「えぇ?」」

梓の声は小さかったのか誰も聞き取れなかった・・・

「無いんだ!零ちゃんの・・・零ちゃんのデーターがッ!!」

梓は大きい声で叫ぶように言う

「えぇ?嘘だろ?梓が見つけれないものがあるの?」

葵は驚いた感じで梓と尋を交互に見る

「僕もビックリしてんだけど・・・」


さらに深まる零の謎。


1ツも出てこないデーター。

人懐っこそうでどこか人を遠ざけている零。

あまり光のともってない瞳。


すべてが謎だ・・・。