告白された後って、こういうものなのかなぁ~??
って私が疑問に思うくらい、藤原創は帰りの道々よく喋った。
サッカーや部活の話がほとんどで、私にはよくわからないことも少しあったけど、楽しそうに話す彼の横顔を何度も何度もこっそり覗いた。
私の自転車を押しながら、私に合わせてゆっくり歩いてくれる。
道を渡るたびに、そっと車道側にまわってくれる。
些細なことだけど、私にとってはどれも初めてされることばかりで、私の胸はその度にピクンピクンと跳ねた。
「~でさ、笹木先輩怒ると超コワイんだよ!!
俺なんかよく頭ゴツッてされんだけど、もうそれがマジヤバイくらい痛いんだよ~。
隕石と同じくらいの威力あるね、アレ!!」
「隕石と同じくらいって・・・笑」
「あ~!!及川さん信じてねーだろー!!
この俺がちょびっと泣きそうになるくらい痛いんだって!!笑」
「クスクス」
彼の話はどれも色鮮やかで、魅力的で、すごく新鮮な感じがした。