日が暮れた帰り道を、及川さんと二人で歩く。



泣かせてしまった女の子を、暗い中一人で帰すなんて絶対できなかった。



帰り道、はじめはお互い何も会話しなかったけど、途中から静かに及川さんが語り始めた。




ぽつり

ぽつりと



彼女は声を震わせながら、話してくれた。






中学の頃、大好きだった親友との話を…。