舞い上がっていた心が、静かに冷たくなっていくのを感じた。



俺、強引過ぎたのかな?




うざかったかな?




怖がらせちゃったのかな?



君の手を掴んで10分も経っていないのに、思いあたることが多すぎる自分が情けなくて泣きそうになる。




小さな声で君が言った



…「ごめんね」…





辛そうに歪めた彼女の目から流れた涙は



俺の心に深く重く


染み込んでいくみたいだった。