「行ってみなきゃ分かんないし!きっと良い人達ばっかりだよ」

翠のときみたいに喧嘩腰にならず、できるだけ笑いながらそう言った

「まぁ、写真部の部員達の方が逃げるだろうから大丈夫だよね」

真澄は肩を上下に動かしてケラケラ笑いながら私を指差す

「どういう意味よ!?」

「だから、菜月の顔を見たらびっくりしてみんな逃げちゃうって事」

「はぁ!?」

相変わらず口が悪い奴


真澄軽く睨み付けたらフイッと目をそらされた

「真澄言いすぎぃ~」

そう言いながらも一番笑っているのは秋華

ツボにはまったのか、お腹を抱えてしばらく笑っていた

「2人とも酷い!!もう部活に行く。じゃあね!!」

あんまりにも2人が笑うものだから少しムッとして、乱暴に鞄を手に取ると足早に教室を出た


「ありゃぁ~ι」
「…行っちゃったι」

「2人ともまた菜月怒らしたぁ!!さっき私が怒らしたばっかりなのに」

翠が呆れたようにそう言えば真澄と秋華は声をそろえて

「「翠には言われたくない!!」」

って言った