『ここは…確か暗室だったわね。』

カツカツ靴を鳴らしながらさっきの女の先生が中に入ってきた

今度こそ絶対バレるι

咄嗟に私は近くにあった机の下に隠れる

「……何かしたのか?」

その不可思議な私の行動をみてまたもや険しい顔になる

「……まぁ…」

したというか…聞いていたというかι

苦笑いで返せば男は眉間に皺をよせて、はぁ…と面倒くさいと言わんばかりの深い溜め息をついた

…すいませんι


『麻山(マヤマ)くんはっと……いたいた!!』

先生は麻山を見つけると小走りでこっちまできた

「何か俺に用があるんですか?」

麻山はギロッとに不機嫌そうにして先生を睨む

『誰かここに来なかった?』

なんとも言えない威圧感にビクッと肩を上げてキョロキョロ辺りを見渡しながら麻山に問いかけた

私は目をギュッと瞑って縮こめた体を更に縮こめる