「はぁ…はぁ…」


それほど走ってもないのに息切れする

きっと体が強張って無駄に体力を使ったからだ…


私はずるずるとその場にへたり込んだ


どうにか先生に見つからずに済んだが…ここがどういう場所なのかよく分からない

部屋は普通の教室より少し広いぐらいでカーテンは閉め切っていて薄暗い

目を凝らして見れば、壁には何枚か紙を貼っているのが見えた

机の上には液体の入った器があり、それに紙を浸している





…もしかして

暗室?