二つ折りになったそれを開けば可愛らしい文字で

"暇ぁ~(┳◇┳)まぢ暇ぁ~相手してv"

すぐに前を向けば、私の前の席にいる翠がニッコリ笑っているのが見えた


よっぽど暇なんだな…


クスリと小さく声を漏らすと、私もその横に"そうだね。話そっ♪"って出来るだけ可愛い文字で書いて前に送った



……そっか


これからこんな生活をおくるんだ

そう思ったら自然と笑みがこぼれる

しばらく私達は先生に気づかれないようにしながら他愛もない会話を文字で書いて、回していた


――――――――…‥