「馬鹿じゃないの?」
そう言ったのは私ではなく翠で
「は…「あーもう…なんでこんな奴がsugar nightのメンバーに入ってんのよιイメージダウンのもとだし」
柳井の言葉を遮って私が思ってたことすべてを翠がスラスラと言ってくれた
「な…な…」
柳井はなにも言えずに口をパクパクさせていて
その余りにも滑稽な姿に思わず吹き出した
「くそっ…覚えとけよ」
柳井は悔しそうに小さく舌打ちをすると、捨て台詞を吐いて
私を軽く睨んでからまたベランダの方へ戻っていった
「…ブッ…ハハハッ」
「…プッ…笑うの…やめなよ」
笑いが堪えきれなくて私が声をあげて笑ってしまうとつられて翠もクスクス笑い始めた
「プッ…もうあの顔は傑作ww翠私の言いたいことぜーんぶ言ってくれたからスッキリしたよ♪」
どうやら私のツボにすっぽり入っちゃってまだ笑いが止まらない
「私も流石にあれ聞いたらあきれちゃって…気がつけば声にだしちゃってたよ」
翠は肩をすくめてクスッと笑った
それから私達はしばらくの間柳井の悪口を言い合っていた